2009年8月10日月曜日

MM: BD-R での BDAV にはなるべく UDF 2.6 を!?

BDAV のディスクを作るとき,あとからムービーの変更や追加を行いたくなることがある.そんなとき,実はマルチセッションは使えない建前がある.Blu-ray Disc Association 公式サイト(JP) の 「公開仕様」のページ にリンクのある UDF 2.6 仕様書(PDF) を見ると,p.153 に, BDAV と BDMV ではマルチセッション使うなと書いてある!
これに関連して,実際に起こった出来事:
  1. BD-R に UDF 2.5 で BDAV を作った.Cyberlink Power2Go Ver.6.0.0.2325 パイオニアBDドライブ付属版
  2. その後,Cyberlink Power2Go 上からいくつかのファイルを上書きで書いてみた.
  3. PC 上で,Windows XP SP2 (+ Cyberlink のソフト一式入れたときに入ったと思われる UDF のファイルシステムドライバ)では,古い状態が見える.エクスプローラでね.
  4. Power2Go でその BD-R のセッションをインポートすると,Power2Go のエクスプローラもどきから新しい状態が見える(が,ファイルの中身にはアクセスできない).
  5. PS3 (システムソフトウェア 2.80) 上では,古い状態が見える.
ところが,同じことを BD-RE でやると,PC からも PS3 からも新しい状態が見える!
BD-R でも BD-RE でも,Power2Go の操作は同じであり,ディスクの空き容量が新ファイルを追加した分だけ減っているのも同じなのに.なーぜー見えないんですかー.
  • PS3 でもデータディスク扱いならマルチセッションを認識したりするのだろうか?
  • UDF 2.6 では Logical OverWrite (LOW) or Pseudo OverWrite (POW) がサポートされる (p.152, p.162) ので,それに則っていれば多分問題なく編集できるのだろう.
  • p.159 に,"BDAV", "BDAV1", "BDAV2", "BDAV3", "BDAV4" はBDAV Application 用に reserved だとある.BDAV に関しては,これを利用して何とかする方法ないのかな?
BDAV on BD-R は UDF2.6 で作ることにしてみよう.PS3 でももちろんちゃんと読めるし.
ちなみに,Power2Go から UDF2.6 で焼こうとすると,POW のフォーマットしますみたいなメッセージが出る.
UDF2.5 のときはその手のメッセージは出なかった.
これまで UDF2.5 で作りまくった分どうしよう‥.

  • 2012/2/6 修正
    • リンク切れ修正:Blu-ray Disc Association 公式サイトの構成が変わっていたのに対応

2009年1月5日月曜日

Win: AHCI でインストールした XP を RAID に

素の xp は AHCI に対応していないので,AHCI モードでインストールするにはインストール時に F6 でドライバ入りフロッピーを使用する必要がある.
Intel の ICH-9R 等では,そのフロッピーを利用する場合,いくつかの選択肢が提示される.
その中で,「AHCI」と「RAID」は別々に出てくるが,実は RAID は AHCI を機能的に含んでいる(Intel の情報).
なので最初から RAID を選ぶのが無難だが,私は知らずに AHCI で入れてしまった.
後になって,ドライブを追加して RAID したいと思って,BIOS で SATA モードを AHCI から RAID にしたところ,xp がブルースクリーンを出して落ちる.
これを,OS の再インストールなしで何とかしようという話.

私自身の行った手順では,

  • BIOS では SATA を AHCI モードに.このとき,xp は普通に起動する.
  • Intel Matrix Storage Manager をインストール.
  • レジストリをいじる.こちらのサイトから ICH9R-RAID.reg をダウンロードして適用(ダブルクリック)する.
  • リブートする.BIOS 設定で,SATA を RAID モードに.
  • RAID の BIOS が出たら(複数台つながないとまともに出ないらしい?),Ctrl+I で RAID 設定.
  • xp 起動.無事認識

であった.この方とほぼ同じ話だと思われる.

私の場合は xp の x64 版だったが,多分 x86 版(32bit)でも同じだと思う.



2008年12月15日月曜日

Win: プリンタが一個も見えなくなった時は

x64 版の windows xp で,ときどき,プリンタが一つも見えなくなる時がある.印刷ダイアログにも表れないし,スタートメニューの「プリンタとFAX」からも消滅してしまう.

こんなときは,Print Spooler サービスが生きているかをチェックする.管理ツールのサービスから,Print Spooler を探し,おそらく状態が「開始」になっていないので,開始してみる.これで今のところ見えるようになっている.

Print Spooler がコケるタイミングはよくわからないが,何らかの種類の負荷が重いときによく発生している気がする.常駐している何かとの兼ね合いもあるのかもしれない.



2008年5月1日木曜日

MM: ts でドロップフレームがある場合のエンコ時の音ズレ対策(妥協案)

※以下,内容古い.このテのものの扱いは, この辺 や Kenのムービー計画:動画狂コーナー に詳しい.aac を wav に入れるのは fakeaacwav でできる.

圧縮対象の ts ファイル中で,何らかの理由でドロップフレームがあると,先日紹介した方法 でエンコしたとき音ズレしてしまう.

ぐぐっても aac を再圧縮なしで行ける方法が見つからなかったので,そこだけはあきらめる.
1. mpeg2 の時間同期をちゃんと解釈できるプログラムに食わす.例:多分TMPGEncのどれかや,nero vision. その際,ts あるいは aac をまともにうけつけないものなら,予め音声が mpga 等の ps に vlc 等で変換しておく.
2. 上記プログラムで,huffyuv 等の可逆コーデック + linear pcm で avi 化.
3. 上記中間 avi から,お好きに圧縮.

中間ファイルの手間もさることながら,aac を展開・再圧縮するのがとても残念です.
なんとかならないだろうか.



2008年4月30日水曜日

MM: PS3用にH.264で動画を圧縮(インタレ保持)

手順だけメモ.前提となる各ツールのバージョンとかはちゃんと確認していない.古すぎると多分ダメ.

MPEG-2 TS のファイルがある場合.仮に a.ts とする.

まず,DGIndex(DGMPGDec 中のプログラム) で .d2v と音声トラックを作る.
仮に m.d2v としておこう.
コケるようなら,予め ts に mpeg2repair をかけておく.
mpeg2repair はフリーだが,1.0.1.5 より前のバージョンでは期限がどうこう言われて使えなかったりするので注意.
DGIndex で ts を開いた際,ストリームの PID を指定する必要がある場合がある.やり方は こちら を参照.

.d2v ができたら,AVISynth -> x264 に流し込む.具体的には,m.avs を用意し,m.bat を走らせる.現時点(20080430)での設定は次の通り.冗長だったり矛盾してたりはあるやも.
[m.avs]
# --------------------------------------------------------------------------------
PPath = "C:\Program Files\AviSynth 2.5\plugins\"
VFPPath = "C:\DGMPGDec\"
LoadVFAPIPlugin(VFPPath + "DGVfapi.vfp", "D2VSource")

D2VSource("m.d2v")
# Top Field First
AssumeFrameBased().ComplementParity()
FlipVertical()
Crop(0,0,1440,1080,align=true)
ConvertToYV12(interlaced=true)

return last
# --------------------------------------------------------------------------------

DGVfapi のせいなのか,縦(垂直) 1080 の元ファイルを読み込むと,縦 1088 で出てくる.
AVIUtl で開くと下に 8 ピクセル分余計なものが付いているようなので,素直に上から 1080 ピクセルを Crop で抜き出している.1088 のままだと PS3 が非対応のデータと言って再生してくれない(ファーム v2.30).横(水平)が 1440 か 1920 かはソースによる.横 1440 なら,この次の x264 のオプションで --sar 4:3 を入れる(→ARは1440*(4/3):1080=16:9).
Crop 呼び出し時に align=true はどっちでもいいのだろう.速度だけの問題?よくわからない.

次に,キャプチャした HuffYUV + wav(aacストリームを内包) な .avi がある場合.仮に m.avi とする.
このときは,AVIUtl でカット・結合して,wav は ext_bs で aac を抜き出しておく.映像成分は音声なしの .avi にしておいて,次のような AVISynth スクリプトで読み込む.
[m.avs]

# --------------------------------------------------------------------------------

OpenDMLSource("m.avi")
# Top Field First

AssumeFrameBased().ComplementParity()

ConvertToYV12(interlaced=true)


return last

# --------------------------------------------------------------------------------
AVIUtl のプロジェクトファイル (.aup) を読み込んだ方がいい時もあるかもしれない.

いずれにせよ,読み込んでインターレース保持で YV12 に変換すればいいんである.
なお,TFF (TopFieldFirst) か BFF (BottomFieldFirst) かは,AVIUtl の 60fps 読み込みなどで確認してからにするべし.

さて,.avs が用意できたら,次のようなバッチファイルを走らせる.

[m.bat]
rem --------------------------------------------------------------------------------
echo off

rem PS3 再生を目的とした設定.インタレ保持.
rem 基本的に,x264 --longhelp の順.

set INAVS="m.avs"
set OUT264="m.264"

rem ********************************************************************
rem Frame-type options
set OPT_F1=--keyint 300 --min-keyint 15 --scenecut 75 --vbv-maxrate 25000 --vbv-bufsize 62500
set OPT_F2=--bframes 1 --ref 3
set OPT_F3=--deblock -3:-1
set OPT_F4=--interlaced
set OPT_F=%OPT_F1% %OPT_F2% %OPT_F3% %OPT_F4%

rem ********************************************************************
rem Ratecontrol
set OPT_R1=--crf 22
set OPT_R2=--qpmin 12 --qpmax 28 --qpstep 8 --qcomp 0.8
set OPT_R=%OPT_R1% %OPT_R2%

rem ********************************************************************
rem Analysis
set OPT_A1=--me umh --merange 16 --subme 6 --b-rdo --bime
set OPT_A2=--no-fast-pskip --no-dct-decimate
set OPT_A3=
set OPT_A4=--deadzone-intra 4 --deadzone-inter 8
set OPT_A5=--cqm jvt
set OPT_A=%OPT_A1% %OPT_A2% %OPT_A3% %OPT_A4% %OPT_A5%

rem ********************************************************************
rem Input/Output
set OPT_IO1=--sar 4:3
set OPT_IO2=--level 4.2
set OPT_IO3=--threads 1 --progress
set OPT_IO4= -o %OUT264% %INAVS%
set OPT_IO=%OPT_IO1% %OPT_IO2% %OPT_IO3% %OPT_IO4%

rem ********************************************************************
set OPT_ALL=%OPT_P% %OPT_F% %OPT_R% %OPT_A% %OPT_IO%

echo %OPT_ALL%

c:\bin\x264.exe %OPT_ALL%
rem --------------------------------------------------------------------------------

--sar は前述のとおりソースによる.
この x264 のオプション設定は,--crf 18 くらいを念頭においているので,より大きな crf 値(より低いビットレート)ではあまり効率が良くないかもしれない.
ageha さんのところ によると,avc qp 18 == asp qp 2, avc qp 24 == asp qp 4 ということになる.
Xvid で HD の動画をエンコードする際,自分の伝統としては q=2.0 を使ってきていたから,そのままいけば x264 では qp 18 なのだろうが,いかんせんサイズが大きすぎる.
ちなみに,crf は柔軟で賢い qp 位のつもりで使っているが,いいのかな.
deblock を弱めてあるのは,確かバンディングを消すためだったと思った.昔の試行錯誤を系統的に整理していないので,オプション類の設定の根拠がよくわからんのです.

以上のような設定で,手持ちの 2 GHz 前後のマシン群ではエンコード速度が 2.5fps を超えることがないのがなんとも.
ちょっと重すぎ.コアがいっぱいあったら --threads を増やせばいいのだろう.

最後に,できた m1.264 と,音声の aac を
mp4box --fps 29.970030 -add m1.264:par=4:3 -add m1.aac:delay=-398 -new m.mp4
のように mux すればできあがり.
ただ,delay の指定の仕方とほんとに効いてるのかがよくわからない.
あと,音ズレについてまだ経験が少なくてよくわからない.
まとまっているところがあるようなので参考にしたい.

色空間はよくわからないでやってる.要調査.

なお,ツール類は, videohelp がよくカバーしているようだ.



2008年4月22日火曜日

Tips_DTP: 文字主体のスキャン画像を小さくする

検証なしで手順だけ.

  • JTrim で開く.
    1. ガンマ 0.6 程度にして文字をくっきりさせる.
    2. 明るさ 10, コントラスト 20 程度にしてノイズを消しとばす.
    3. リサイズ.
    4. 色解像度を変更.4bit とか.
    5. PNG で保存.

これで結構縮まる.自動化してくれるソフトがありそうなものだ.
この手の画像は,JPEGよりPNG/GIF系の方が明らかに良い.
PNG 最適化や BMP の可逆圧縮は,fairealにいろいろ記事があったなぁ.



2007年10月5日金曜日

matlab: なんちゃって構造体

空の構造体は

>> a = struct([])
a =
0x0 struct array with no fields.

とすれば簡単に作れる.では,「フィールドを持たないけど空ではない構造体」はどうすれば作れるか?

すぐに思いつくのは,rmfield を使って,フィールドを消して行くやり方だろう.

>> b.foo = []; a = rmfield(b, 'foo')
a =
1x1 struct array with no fields.

これはかっこ悪いので却下.だが実現は出来ることがわかる.
では,rmfield はどうやってこれを実現しているか?
rmfield は実は組み込み関数でなく .m 関数なので,type rmfield して中身をのぞくと,どうやら cell2struct を呼び出しているらしい.
ならばはじめから cell2struct を使えばいいのである.しかも cell2struct は組み込み関数だから,わりと根源的なやり方といえるだろう.

>> a = cell2struct(cell(0,1),{})
a =
1x1 struct array with no fields.

おお,できた.これでいいや.

しかし,恒例の whos でみると

>> whos a
  Name      Size                    Bytes  Class
  a         1x1                         0  struct array
Grand total is 0 elements using 0 bytes

のように,メモリが割り当てられていないではないか.しかも a の repmat で b を作ってみても,b も Bytes は 0 のままである.

実際にメモリを割り当てるにはフィールドを定義しないといけないらしい.AMD64 な Linux 上で AMD64 な MatlabR2006a を使った場合,

>> b = repmat(a,[100,1]);
>> whos b
  Name      Size                    Bytes  Class
  b       100x1                         0  struct array
Grand total is 0 elements using 0 bytes
>> b(1).foo = '';
>> whos b
  Name      Size                    Bytes  Class
  b       100x1                       952  struct array
Grand total is 100 elements using 952 bytes

となるが,同じことを IA32 な Windows 上で IA32 な Matlab6.5.1 を使って行った場合,

>> b=repmat(a,[100,1]);
>> whos b
  Name      Size                   Bytes  Class
  b       100x1                        0  struct array
Grand total is 0 elements using 0 bytes
>> b(1).foo = '';
>> whos b
  Name      Size                   Bytes  Class
  b       100x1                      520  struct array
Grand total is 100 elements using 520 bytes

となる.なんで違うんでしょう.