2008年12月15日月曜日

Win: プリンタが一個も見えなくなった時は

x64 版の windows xp で,ときどき,プリンタが一つも見えなくなる時がある.印刷ダイアログにも表れないし,スタートメニューの「プリンタとFAX」からも消滅してしまう.

こんなときは,Print Spooler サービスが生きているかをチェックする.管理ツールのサービスから,Print Spooler を探し,おそらく状態が「開始」になっていないので,開始してみる.これで今のところ見えるようになっている.

Print Spooler がコケるタイミングはよくわからないが,何らかの種類の負荷が重いときによく発生している気がする.常駐している何かとの兼ね合いもあるのかもしれない.



2008年5月1日木曜日

MM: ts でドロップフレームがある場合のエンコ時の音ズレ対策(妥協案)

※以下,内容古い.このテのものの扱いは, この辺Kenのムービー計画:動画狂コーナー に詳しい.aac を wav に入れるのは fakeaacwav でできる.

圧縮対象の ts ファイル中で,何らかの理由でドロップフレームがあると,先日紹介した方法 でエンコしたとき音ズレしてしまう.

ぐぐっても aac を再圧縮なしで行ける方法が見つからなかったので,そこだけはあきらめる.
1. mpeg2 の時間同期をちゃんと解釈できるプログラムに食わす.例:多分TMPGEncのどれかや,nero vision. その際,ts あるいは aac をまともにうけつけないものなら,予め音声が mpga 等の ps に vlc 等で変換しておく.
2. 上記プログラムで,huffyuv 等の可逆コーデック + linear pcm で avi 化.
3. 上記中間 avi から,お好きに圧縮.

中間ファイルの手間もさることながら,aac を展開・再圧縮するのがとても残念です.
なんとかならないだろうか.



2008年4月30日水曜日

MM: PS3用にH.264で動画を圧縮(インタレ保持)

手順だけメモ.前提となる各ツールのバージョンとかはちゃんと確認していない.古すぎると多分ダメ.

MPEG-2 TS のファイルがある場合.仮に a.ts とする.

まず,DGIndex(DGMPGDec 中のプログラム) で .d2v と音声トラックを作る.
仮に m.d2v としておこう.
コケるようなら,予め ts に mpeg2repair をかけておく.
mpeg2repair はフリーだが,1.0.1.5 より前のバージョンでは期限がどうこう言われて使えなかったりするので注意.
DGIndex で ts を開いた際,ストリームの PID を指定する必要がある場合がある.やり方は こちら を参照.

.d2v ができたら,AVISynth -> x264 に流し込む.具体的には,m.avs を用意し,m.bat を走らせる.現時点(20080430)での設定は次の通り.冗長だったり矛盾してたりはあるやも.
[m.avs]
# --------------------------------------------------------------------------------
PPath = "C:\Program Files\AviSynth 2.5\plugins\"
VFPPath = "C:\DGMPGDec\"
LoadVFAPIPlugin(VFPPath + "DGVfapi.vfp", "D2VSource")

D2VSource("m.d2v")
# Top Field First
AssumeFrameBased().ComplementParity()
FlipVertical()
Crop(0,0,1440,1080,align=true)
ConvertToYV12(interlaced=true)

return last
# --------------------------------------------------------------------------------

DGVfapi のせいなのか,縦(垂直) 1080 の元ファイルを読み込むと,縦 1088 で出てくる.
AVIUtl で開くと下に 8 ピクセル分余計なものが付いているようなので,素直に上から 1080 ピクセルを Crop で抜き出している.1088 のままだと PS3 が非対応のデータと言って再生してくれない(ファーム v2.30).横(水平)が 1440 か 1920 かはソースによる.横 1440 なら,この次の x264 のオプションで --sar 4:3 を入れる(→ARは1440*(4/3):1080=16:9).
Crop 呼び出し時に align=true はどっちでもいいのだろう.速度だけの問題?よくわからない.

次に,キャプチャした HuffYUV + wav(aacストリームを内包) な .avi がある場合.仮に m.avi とする.
このときは,AVIUtl でカット・結合して,wav は ext_bs で aac を抜き出しておく.映像成分は音声なしの .avi にしておいて,次のような AVISynth スクリプトで読み込む.
[m.avs]

# --------------------------------------------------------------------------------

OpenDMLSource("m.avi")
# Top Field First

AssumeFrameBased().ComplementParity()

ConvertToYV12(interlaced=true)


return last

# --------------------------------------------------------------------------------
AVIUtl のプロジェクトファイル (.aup) を読み込んだ方がいい時もあるかもしれない.

いずれにせよ,読み込んでインターレース保持で YV12 に変換すればいいんである.
なお,TFF (TopFieldFirst) か BFF (BottomFieldFirst) かは,AVIUtl の 60fps 読み込みなどで確認してからにするべし.

さて,.avs が用意できたら,次のようなバッチファイルを走らせる.

[m.bat]
rem --------------------------------------------------------------------------------
echo off

rem PS3 再生を目的とした設定.インタレ保持.
rem 基本的に,x264 --longhelp の順.

set INAVS="m.avs"
set OUT264="m.264"

rem ********************************************************************
rem Frame-type options
set OPT_F1=--keyint 300 --min-keyint 15 --scenecut 75 --vbv-maxrate 25000 --vbv-bufsize 62500
set OPT_F2=--bframes 1 --ref 3
set OPT_F3=--deblock -3:-1
set OPT_F4=--interlaced
set OPT_F=%OPT_F1% %OPT_F2% %OPT_F3% %OPT_F4%

rem ********************************************************************
rem Ratecontrol
set OPT_R1=--crf 22
set OPT_R2=--qpmin 12 --qpmax 28 --qpstep 8 --qcomp 0.8
set OPT_R=%OPT_R1% %OPT_R2%

rem ********************************************************************
rem Analysis
set OPT_A1=--me umh --merange 16 --subme 6 --b-rdo --bime
set OPT_A2=--no-fast-pskip --no-dct-decimate
set OPT_A3=
set OPT_A4=--deadzone-intra 4 --deadzone-inter 8
set OPT_A5=--cqm jvt
set OPT_A=%OPT_A1% %OPT_A2% %OPT_A3% %OPT_A4% %OPT_A5%

rem ********************************************************************
rem Input/Output
set OPT_IO1=--sar 4:3
set OPT_IO2=--level 4.2
set OPT_IO3=--threads 1 --progress
set OPT_IO4= -o %OUT264% %INAVS%
set OPT_IO=%OPT_IO1% %OPT_IO2% %OPT_IO3% %OPT_IO4%

rem ********************************************************************
set OPT_ALL=%OPT_P% %OPT_F% %OPT_R% %OPT_A% %OPT_IO%

echo %OPT_ALL%

c:\bin\x264.exe %OPT_ALL%
rem --------------------------------------------------------------------------------

--sar は前述のとおりソースによる.
この x264 のオプション設定は,--crf 18 くらいを念頭においているので,より大きな crf 値(より低いビットレート)ではあまり効率が良くないかもしれない.
ageha さんのところ によると,avc qp 18 == asp qp 2, avc qp 24 == asp qp 4 ということになる.
Xvid で HD の動画をエンコードする際,自分の伝統としては q=2.0 を使ってきていたから,そのままいけば x264 では qp 18 なのだろうが,いかんせんサイズが大きすぎる.
ちなみに,crf は柔軟で賢い qp 位のつもりで使っているが,いいのかな.
deblock を弱めてあるのは,確かバンディングを消すためだったと思った.昔の試行錯誤を系統的に整理していないので,オプション類の設定の根拠がよくわからんのです.

以上のような設定で,手持ちの 2 GHz 前後のマシン群ではエンコード速度が 2.5fps を超えることがないのがなんとも.
ちょっと重すぎ.コアがいっぱいあったら --threads を増やせばいいのだろう.

最後に,できた m1.264 と,音声の aac を
mp4box --fps 29.970030 -add m1.264:par=4:3 -add m1.aac:delay=-398 -new m.mp4
のように mux すればできあがり.
ただ,delay の指定の仕方とほんとに効いてるのかがよくわからない.
あと,音ズレについてまだ経験が少なくてよくわからない.
まとまっているところがあるようなので参考にしたい.

色空間はよくわからないでやってる.要調査.

なお,ツール類は, videohelp がよくカバーしているようだ.



2008年4月22日火曜日

Tips_DTP: 文字主体のスキャン画像を小さくする

検証なしで手順だけ.

  • JTrim で開く.
    1. ガンマ 0.6 程度にして文字をくっきりさせる.
    2. 明るさ 10, コントラスト 20 程度にしてノイズを消しとばす.
    3. リサイズ.
    4. 色解像度を変更.4bit とか.
    5. PNG で保存.

これで結構縮まる.自動化してくれるソフトがありそうなものだ.
この手の画像は,JPEGよりPNG/GIF系の方が明らかに良い.
PNG 最適化や BMP の可逆圧縮は,fairealにいろいろ記事があったなぁ.