2012年2月7日火曜日

Mail: winmail.dat が添付されていたら

受信したメールに,winmail.dat という謎の添付ファイルがあった.
この winmail.dat (win.dat の場合もある)は大雑把に言ってアーカイブファイルのようなもので,解凍(解読)すれば中身のファイル(たち)が取り出せる.

解凍方法・解読方法としては,
  • Thunderbird を使っている場合
  • Gmail / Yahoo! Mail が使える場合
    • Gmail や Yahoo! Mail の自分のアカウントに winmail.dat を添付して送りつけるとうまいこと認識して中身を抽出してくれると誠 Biz.IDのページにあった.これが一番賢いかもしれない.
  • Windows / Linux を使っている場合
  • Mac を使っている場合
などが考えられる.筆者は Thunderbird を使っており,Lookout でうまくいった.受信メールの添付ファイルに,winmail.dat を解凍したものも自動的に加えてくれる.ちなみに,fentun で扱えなかったものも Lookout ではうまくいったりする.
なお,winmail.dat や TNEF で検索すると,何かいろいろダウンロードボタンが出てくるような類のページがバンバン引っかかってウザめだ.

ということで,おすすめは,
  • Thunderbird 使ってる → アドオンの Lookout を使う
  • Gmail Yahoo! Mail のアカウントがある → 添付してそこに送る
  • それ以外 → がんばれ
です.

Amazon で調べてみると, Thunderbird関係の本が10件しかないのに対し,Gmail関係の本は106件もある(執筆時点).勢いの差を感じますなあ.しかし私は Gmail も使うが,Thunderbird メインなのだ.Gmail アカウントも Thunderbird から使っている.いいメーラーだよぅ!

ファイルについて簡単に解説.送信者が Outlook を使っていると winmail.dat が発生することがある,と,マイクロソフトのサポートに情報がある.サポートページによれば,解決策は,送信者側がテキスト形式でメールを送るようにすることだそうだ.おいおい.
この winmail.dat はTNEFという(Microsoft独自?)フォーマットによるファイルらしい(エンコード・コレクションのページの解説Wikipedia(en) の解説).もう独自形式とかどうにかしたほうがいいんじゃないだろうか.

久々に開け方のわからないファイルでした.あ,あと,セキュリティの設定で開けない場合は,お使いのセキュリティソフトの情報をあたってみてください.

[2013/05/30加筆]
Microsoft のページに日本語解説が作られていた:
初心者でもわかる! Outlook 添付ファイルのトラブル対処法 : 受信トラブル 2: 受信したメールに「winmail.dat」というファイルが添付されている
対策を要約すると,受信側も outlook を使うか,送信側がリッチテキスト形式で送るのをやめるかのどちらかだそうだ.なので,特に本記事に追加すべき情報はなかった.

6 件のコメント:

  1. Macの場合ですが、「TNEF's enough」では添付ファイルの名前や種類が分かりませんが、「WinDatOpener」ならファイル名の判別もしてくれます。AppStoreで入手できます。有料(600円)ですが。

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    1. なるほど,そんなアプリが.600円てのはアレですが,困ったときは背に腹かな.こういうのサーバ側で解決してくれると助かるのになあ.

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  2. Gmailに転送したら、見事!添付が表示されました。ありがとうございます。macユーザーより

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    1. よかったですね!OSを選ばず可能なのがいいですね.

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  3. Thunderbird @Ubuntuです。
    うまく見れて助かりました。
    ありがとうございます。

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    1. よかったです.記事が息長くお役立ち(3年半!)なのは著者としては嬉しいですが,逆に winmail.dat 付きの困ったメールがいまだ世に健在ってことで複雑^_^;

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